オンライン研究会 報告⑤柔道のグローバリゼーション研究―国際社会において柔道はどのような役割を担えるのか―
本会では、若手研究者の育成を目的とし、2020年12月から2021年3月までの4カ月間、web上で研究会(全5回)を開催してきました。本研究会は日本武道学会本部より助成を受けて開催されたものです。
第5回研究会の世話人・曽我部晋哉先生からの報告を、以下に紹介させていただきます。
【第5回】
柔道のグローバリゼーション研究
―国際社会において柔道はどのような役割を担えるのか―
1.目的
柔道はオリンピックスポーツとして、世界各国に普及している。しかし、柔道がますます発展する国がある一方、競技志向による弊害から柔道から離れる人々も増加している。そこで、柔道大国であるフランスの状況、現在柔道が発展しているオーストラリア、そして柔道の発祥国である日本の状況を踏まえながら、嘉納治五郎師範が「柔道が世界に何を伝えたかったのか」ということについて、議論していく。
2.開催
- 実施方法 Zoom ウェビナー
- 開催日時 2021年3月7日(日)16:00~18:00(日本時間)15:00~(オーストラリア時間)8:00~(フランス時間)
- 参加者 168名
- プログラム
3.研究会の内容
本研究会は、第17回KOBE自他共栄CUP国際柔道シンポジウムと共催で開催した。各国の最新の情報と取り組みを踏まえながら、課題とこれからについて報告してもらった。最後の講演では、法政大学永木先生に嘉納治五郎が伝えたかったこと、つまり人がより良く生きるための道徳という結論を頂き、研究会を終えた。
(文責:曽我部晋哉)