研究会(12月18日オンライン開催)のご案内

人文社会学系、武道指導系、自然科学系の各分野で、オンライン研究会が開催されます。会員の皆様には、奮ってご参加いただけましたら幸いです。

 

②武道指導系

研究会テーマ「武道必修化から10年:柔道授業の現状と課題」

2012年度より柔道を含む武道領域が他の運動領域と同様に中学校第1学年および第2学年で必修化となった。必修化となる頃に国営放送:NHK(2012)では,柔道が授業で実施されることの問題点に焦点化した番組が放映され,柔道の危険性がクローズアップされた。具体的には,柔道では過去に部活動中に多くの子どもが死亡していることを問題視した。以降,文部科学省(現在:スポーツ庁)や都道府県教育委員会及び全日本柔道連盟等は,安全性に重点を置いた指導者講習会を開催するようになった。講習会を受講した学校現場の先生方が安全に留意した柔道授業を展開していることで大きな事故の発生はなく今日に至っている。

しかし,柔道授業の中身についてはどうだろうか。学習指導要領解説保健体育編(2018)では,指導すべき内容として「知識及び技能」,「思考力,判断力,表現力等」,「学びに向かう力,人間性等」が示されている。今回は,「技能」にスポットをあてたオンライン研究会を開催し,研究者間で柔道授業(学習内容・学習指導)の現状と課題について意見を交流させることを目的とする。

 

・研究会実施方法:Zoomを使用したオンライン形式

(Zoomリンク、ID、PWはメールにてお知らせします)

参加を希望される方はお手数ですが下記の連絡先までメールをください。

〈連絡先〉鹿児島大学:與儀 幸朝 yogi@edu.kagoshima-u.ac.jp

・参加費:無料

・開 催 日:令和3年12月18日(土)

・開催時間:10時から12時

・内  容:参加した研究者間で「知識及び技能」を主とした柔道授業(学習内容・学習指導)の現状と課題について意見を交流させる。

 

今年度は以下の研究会が企画されています。

①12月11日 研究会テーマ「戦中・戦後の柔道界:南郷時代を中心に」

②12月18日 研究会テーマ「武道必修化から10年:柔道授業の現状と課題」

③3月17日 研究会テーマ「柔道での熱中症重大事故ゼロを実現する」(予定)

④3月 KOBE自他共栄CUP国際柔道シンポジウムと共催研究会(予定)