オンライン研究会 報告③柔道の技術・体力・コーチングに関する研究
本会では、若手研究者の育成を目的とし、2020年12月から2021年3月までの4カ月間、web上で研究会(全5回)を開催してきました。本研究会は日本武道学会本部より助成を受けて開催されたものです。
第3回研究会の世話人・久保田浩史先生からの報告を、以下に紹介させていただきます。
【第3回】
報告
1.研究会の目的
柔道の技術・体力・コーチングに関連する分野における研究ネットワークづくりと研究の促進、ひいては武道学研究への投稿を増やすことであった。
2.発表について
柔道の技術・体力・コーチングに関することとする。他の学会等で発表されたものを発表することも可能とした。また、未完の研究で提案型、途中経過を発表という形も構わないこととした。
発表時間:10分、質疑5分とした。
開催日時:2021年1月31日(日)10:00-12:00
実施方法:Zoomを使用したオンライン形式
参加者:27名
3.発表内容および発表者(発表順は番号の通り)
①柔道のコーチングは人間力を高めるか
大辻康太(桐蔭横浜大学)
②柔道の受動作の研究
平沼義浩(早稲田大学大学院修士課程2年)
③大学生柔道競技者における急速減量時の血液・尿データ変動の分析
金持拓身(順天堂大学大学院博士後期課程2年)
④柔道競技における投技スコアを獲得するために効果的な施技方法に関する研究
三宅恵介(順天堂大学大学院博士後期課程2年)
⑤映像を用いた柔道技術の認識における競技者とコーチの一致度の検討
鈴木くるみ(東京学芸大学大学院修士課程2年)
⑥バトルロープトレーニングを応用した柔道選手用持久力評価法の開発
原裕昭(東京学芸大学大学院修士課程1年)
⑦柔道競技の小外刈における運動調整の熟練差
髙野綺海(東京学芸大学大学院修士課程1年)
本研究会の開催にあたり、山崎俊輔会長から、本研究会の趣旨、意義などのご挨拶をいただいた。上記の通り、発表者が各テーマの内容で研究発表を行い、フロアからの質疑応答,議論が有意義になされ、本研究会は終了した。
(文責:久保田浩史)